こんにちは。
GID専任看護師です。
WPATHグローバル教育イニシアティブ研修コースへ参加してきました。
国際的なトランスジェンダーの健康に関する組織の研修ということで、グローバルな内容でした。
英語での講演であり、主催者側が通訳。資料も英語のみ(汗)
通訳分をみっちりと書き込み、今回も多くのことを学びました。
終了後に修了証を頂きました。
今後も最前線の知識や得て、日頃の訪問看護の実践に活かしていきたいと思います。
下記は、緊急告知内容のPDFの内容を添付しました。
トランスジェンダーのメンタル・ヘルス・ケアにおけるベスト・プラクティス:WPATHグローバル教育イニシアティブ研修コースの実施について
WHEN: 2016年7月23日(土)午前8:30 〜午後 3:30
WHERE: パシフィコ横浜(横浜国際平和会議場)ANEX F202
REGISTRATION FEE: 専門家 10,000円($100) NGO関係者・教員・学生など5,000円($50)
WPATH(World Professional Association for Transgender Health)は、トランスジェンダーの健康に関する世界最大の専門家組織です。6月にアムステルダムで開催された第24回国際会議(隔年)には、各国から約1,000名が参集しました。WPATHのSOC(現在は第7版)はケアに関する国際基準として、日本語を含めた多言語に翻訳されており、日本精神神経学会が策定する「性同一性障害の診断と治療のガイドライン」の重要参考資料にもなっています。
この度、横浜で国際心理学会(ICP)が開催されるのにあわせてWPATHの元会長と現会長を含む「グローバル教育イニシアティブ」(GEI)のメンバー3名が来日し、本来は3日間の研修コースのダイジェスト版(メンタル・ヘルス編)を実施します。またこの機会に、GID(性同一性障害)学会理事数名を含む有志で「JPATH(ジェイパス)準備委員会」を立ち上げ、研修をバックアップすることになりました。(WPATHのWがワールドの頭文字であることから、欧州にはEPATH、カナダにはCPATHなどが存在しています。)日本には日本の事情があるとはいえ、GID医療を主軸に発展してきたケアの現状は、国際的動向からみると「ガラパゴス化」している感も否めません。今回、メンタルヘルスケアの最前線に触れていただくと同時に、国内学会と国際学会の違いについても体感していただけるのではないかと考えております。
JPATH(ジェイパス)準備委員会(50音順) *はGID学会理事・役員
織田裕行(関西医科大学)*、康純(大阪医科大学)*、佐々木掌子(立教女学院短期大学)*、 鶴田幸恵(千葉大学)*、土肥いつき(教員・トランスジェンダー生徒交流会)、東優子(GEI/大阪府立大学)*、茂木歩(介護支援員・トランスジェンダー生徒交流会)、吉野真紀(日本福祉大学)
プログラム ※逐次通訳(日本語)あり、昼食つき
09:00-09:30
トランスの健康とWPATHのケア基準(Lin Fraser & Gail Knudson)
09:30-10:00
アファーマティブなケアと日本社会の動向(Jun Koh & Yuko Higashi)
10:00-11:00
性別違和とジェンダー非同調性と思春期前の子どもたち: ジェンダーの発達と臨床上の注意点を理解するために(Scott Leibowitz)
11:00-12:00
思春期における性別違和:心理的介入と医療/外科的介入について (Scott Leibowitz)
12:00-12:30 昼食・休憩
12:30-14:00
成人期における性別移行:メンタルヘルス、プライマリーケア、ホルモン療法、外科的選択肢の概要(Gail Knudson)
14:00-15:30
生涯にわたる心理療法(成人期):心理療法における一歩踏み込んだ話題としての、自閉症、トラウマ、家族のダイナミクスについて(Lin Fraser)