はじめまして。
GID専任看護師です。
これからは、こちらのGID日記で、様々な内容のGID関係の記事を書いていきたいと思っています。
まずは…。
1.訪問看護とは?
2.GIDとは?
3.GIDへの訪問看護とは?
上記3点について書きたいと思います。
1.訪問看護とは?
訪問看護とは、訪問看護ステーションから、病気や障害を持った人が住み慣れた地域やご家庭で、その人らしい療養生活を送れるように、看護師等が生活の場へ訪問し、看護ケアを提供し、自立への援助を促し、療養生活を支援するサービスです。
対象者は…!
病気や障害のある方が利用可能。
じゃーなぜ。
GIDへの訪問看護が必要なのか??
その前に。
2.GIDとは?
女性なのに、「本当は、男性なんだ。男として生きるのがふさわしい」と考えたり、男性なのに「本当は、女性として生きていくべきだ」と確信することを「性同一性障害(GID)」と呼びます。
*DSM-Ⅴでは、性別違和(GD)になっていますが、GIDが馴染み深いため、こちらでは、あえてGIDを使用しています。
このような「性別の不一致」「性別違和」に伴い、悩んだり、落ち込んだり、気持ちが不安定になることがあります。GIDは、その方の人生の全てに関わり、年齢問わず大きな心の負担となります。セクシャリティーを含む悩みであるが故に、なかなか悩みをリアルの世界では、相談することができない当事者の方も多いのではないでしょうか?
そこで。
3.GIDへの訪問看護とは?
対象年齢を問わず、GIDを抱える方が、住み慣れた地域やご家庭で、その人らしく生活が送れるように、GID専任看護師が中心となり、「精神面のフォロー」「実生活の相談や支援」を継続的に、ご自宅へ訪問を行い、障害やセクシャリティーに関する悩みを解決する糸口を見つけるための手助けを行い、GIDをプラスへ捉える支援を行うサービスになります。
*その他の精神疾患を合併されている方も対象となります*
訪問看護は、主治医の指示がある限り、継続的に、本人に寄り添うことができるサービスになります。
トランス(性別移行)を考えている当事者の方々は、アテンドを利用する方もおられると思います。オペ開始からオペ終了時までの付き添うことは、人生の限られた時間でしかありません。
GIDを生きていく上で、精神的な悩みは、継続的にあると思うのです。定期的に相談できる環境を提供したいのです。
だからこそ。今回…。
GIDへの訪問看護の導入を決意しました。
具体的なことは。
連絡を頂けたら、GID専任看護師が対応しますので、ご安心ください。
今後ともどうぞよろしくお願いします。