肥満症治療薬の薬事承認申請中
「今年、非常に有効な肥満症治療薬が承認されるはず」と語るのは神戸大学糖尿病・内分泌内科学部門の小川渉教授。
これまでは、食事療法、運動療法、認知行動療法が主体の「肥満症」の治療でしたが、臨床試験で「肥満症」への効果が立証された新しい治療薬が、厚労省へ薬事承認申請中だとのこと。
※食欲を抑える薬(サノレックス)はありましたが、十分な臨床のニーズを満たしていなかったようです。
肥満だから使用される薬ではなく、「肥満症」を対象に使用されるという薬ですね。
太っていても健康に問題なければ「肥満症」ではありません。
太っていて健康に問題があり、治療を要する場合は「肥満症」です(日本肥満学会が中心となって2000年に提唱した考え)。
式にすると、「BMI(体重〈キロ〉÷身長〈メートル〉の2乗)が25以上」+「肥満を原因とする健康障害がある場合」が「肥満症」になります。
※肥満を原因とする健康障害として、2型糖尿病、脂質異常症、高血圧、高尿酸血症・痛風、心臓病、脳梗塞のほか、産婦人科疾患(月経異常や妊娠合併症)、睡眠時無呼吸症候群、整形外科的疾患、がんも肥満と関係が深いということです。
治療薬は、2型糖尿病治療薬として承認・使用されている「GLP-1受容体作動薬」で、「肥満症」の治療薬として承認申請されている薬は注射になります。
承認されると保険が適用されますので、治療費も抑えられます。
肥満で健康障害があるのが「肥満症」ですが、予防的な意味での(肥満による健康障害が発生する可能性を考慮した)使用は想定されないのでしょうかね?
そういう使い道が生まれたら、医療も大きく変わりそうです。
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